同の字点(どうのじてん)

 少し前、「次々」の「々」や、「いすゞ」の「ゞ」が、ATOKさんで「おなじ」という読みを入力して、スペースキーで変換できることに気が付いた。それまで、「々」「ゞ」単独で欲しいときはいつも、「次々」とか単語を入力して、要らない部分を削除していた私には、目から鱗だった。

 じゃあ、「々」を名称で呼ぶときは、何と言えば良いのだろうか?確か、踊り字って言ってた気がするけど、違ったかも。。


踊り字(おどりじ、躍り字とも書く)とは、踊っているように書かれている下手な字のことも指すが、一般的には文字表記で使用される約物(特殊記号)の一つで、々・ヽ・ゝなどの記号をさす。おどり、繰り返し符号(くりかえしふごう)、重ね字(かさねじ)、送り字(おくりじ)、揺すり字(ゆすりじ)、重字(じゅうじ)、重点(じゅうてん)、畳字(じょうじ)、などとも呼ぶ。

 あ、やっぱり違ってた。踊り字っていうのは「々」「ゞ」などを総称した表記のことで、「々」だけを表す名称じゃなかったんだね。危ない危ない。

 で、肝心の「々」の名称だけど、「同の字点」というらしい。
ついでに、「ゝ ヽ ゞ ヾ」は「一の字点」、縦書きの文書に使われる「ゝ」の2つ重ねたものを「二の字点」、同じく縦書きの文書に使われる「〱〲」は「くの字点」というらしい。