すだちの歴史

 発生の起源の詳細は不明でらしいが、


徳島の口碑によると、大麻比古神社(鳴門市大麻町板東)の裏山にすだちの原木があり、それが県下に伝播したもので「大麻山の見える所でなければすだちは育たない」との言い伝えがある。

とある。また、


初めて日本の書物にすだちの名が表れたのが宝永6年(1709年)で、貝原益軒の著「大和本草」に、「リマン」という名称ですだちの説明がなされています。

とあるので、綱吉の頃には少なくとも世に出回っていたようだ。