続悪し日旅立ち

yingying2003-12-29

 朝、まず前に一度行って、かなり気にいってしまった三十三間堂に足を運ぶ。1001体のずらりと並んだ仏像と、その前に並ぶ国宝の28体(?)の仏像。1001体の仏像がきちんと整列している様には、呆気にとられるほど迫力がある。「ほぉ〜」とじっくり見ていると足下から冷えてきてしまった。

 出口付近で、何となくおみくじを引いてみる。結果は「吉」。内容を見てみると、

「このみくじをとる人は、苦労多き生まれなれど、すこしずつ望みかなえ辛抱すれば、いづれ花開くときあるべし。神仏念じてよし。」

 のような文で始まっていた。苦労とか辛抱とか、おみくじや占いで良く目にする単語だ。。


 その後、清水寺を訪れ、ずっと食べたいと思っていた湯豆腐屋さんへ行くことに。南禅寺にあるので、歩くと少し距離があるが、どうしてももう一度食べたかったので、お昼の時間もすぎつつあったが、頑張っていくことにした。

 と、三年坂を歩き始めると、そこにも目的のお店と同名の店があり、「なんだ、ここにもあったのか。ラッキー、ここで食べようっと。」と思わぬ偶然にかなり喜んだ。が、それは一瞬の喜びにしかすぎなかった。

「本日、今より予約の方のみとさせていただきます。」

 が〜ん。なんてことだ。あばよくば、と思って、店の前を横切った店員さんに、「南禅寺の方に行っても無駄でしょうか。」と聞いてみたが、「明日から休みなので、南禅寺の方も生憎数があまりなくって。。」と、返ってくる。そ、そんなぁ。4年間食べたいと思っていたのにぃぃ。すねてしまいそうになった。


 
 やっとの思いで気を取り直し、二年坂にあったお店で、漬け物バイキングを食べる。千枚漬け、大根おかか、べったらづけ、しば漬け、野沢菜、しそ梅、梅肉、たけのこ漬け、ちりめん山椒・・・とにかく色々なお漬け物を食べた。そして、お茶漬けしないのに、なぜか名前は「お茶漬けバイキング」。変なの。

 
 こうして、龍馬のお墓を見たり、そのへんぶらぶらしたりしながら、旅の終着点である京都駅へ戻る。前日のスヌーピーくんは、かなりかわいそうだが、かばんに収まらないので、駅前の百均で買った、圧縮袋で小さくなってもらうことにした。ごめんね。ごめんね。でっかい頭出してると邪魔になっちゃうしね。人がじろじろ見るしね。君のためなんだよ。。


 そこではエンドレスで、「いい日旅立ち」が流れていた。