雨と魚

 中国語の発音は難しい。中国語テレビ講座で、先生役をされている相原茂先生が、「中国語、発音よければ半ばよし」とおっしゃるのも分かる気がする。

 何が難しいって、日本語にない発音と四声。私は発音で言えば、英語でもそうだが、「r」と「l」がごっちゃになり、「z」「c」「s」の舌歯音と呼ばれる音が苦手である。「r」に気を取られていると、「l」まで「r」になってしまう。四声では第三声が苦手である。第三声は一度下がってから上がる音なのだが、一気に上がっていく第二声とごっちゃになる。第三声の発音である「雨」を発音しているつもりでも、第二声の「魚」に聞こえてしまうらしい。これでは、「雨が降ってきた!」と言ったつもりが、「魚が降ってきた!」になってしまう。。