前も書いたけど、私の中の果物の王様は桃。7月中旬頃から、今頃日本は桃の季節だなぁ、日本にいれば、父の知り合いから送ってもらえる一箱5000円近くする荒川の桃が食べられたのになぁ、と思っていた。

 でも桃は中国にもいっぱいある。小さくて色が赤い油桃、油桃と似た季桃(日本でいうすもも?)、日本で言う白鳳の水蜜桃、果肉が赤い紅甘桃、果肉が黄色い黄桃、名前は分からないけど平べったい桃…。そして、6月末ぐらいから油桃が出てきて出回っている期間も長い。味は日本のものよりちょっと硬くて、水気、甘さともに少し足りないけど、でも桃の味がしておいしい。油桃と水蜜桃はここ2ヶ月ぐらいでかなり食べた。特に最近水蜜桃は当たりが多く、結構柔らかくて甘い。荒川の桃には負けるけど、日本だと2個で500円ぐらいして外れるときもあるのに、4個で100円以下でこれだけおいしければ全く文句はない。

 にしても、桃ってかなりデリケートだから、日本では緩衝材にくるまれて丁寧に並べられているイメージがあるけど、こっちではスーパーでもワゴンの上に200個ぐらいごろごろ〜と積まれている。そこから自分で袋に入れて計ってもらうときも、レジでも扱いが荒くて何だかかわいそうだなぁ。