CHINCHILAを残して

 大連から来られていたSさん、Oさんが今日を最後に帰国されることになった。

 Sさんとは、配属されてから1年間ずっと同じチームで、且つ隣のブースだったこともあり、いつしか楽しく色んな話をするようになっていた。最初は、外見のきれいさに少し気後れしてしまったが、性格の良さ、礼儀正しさ、かわいさに、すぐに話やすい人に一転していた。今でもきれいさに思わず、まじまじと見てしまうこともあるけど。

 退社間際、Sさんが配属当時からディスプレイの脇に掛けていた、というCHICHILAの小さなぬいぐるみを、「私が隣からいなくなっても、見えるところに置いといて下さい」と手渡してくれた。右隣が淋しくなるから、右の壁に掛けようかと思ったが、やっぱりメールマシンの脇に掛けて、いつでも目に入るようにした。CHICHILAのつぶらな瞳が何ともいじらしくて涙が出てきそうになる。

 毎日欠かさず「お先に失礼します。」or「お疲れ様(です)。」を言い合ってたのに、月曜日からは隣のブースを覗いてもがらんどう。帰国する人も寂しいけど、残された人も寂しいです。来週からも、毎週テレビ会議(もしかしたら電話で音声だけ?)ではお会いできるにしても。大連に出張とか行きたいなぁ。