古の記憶

 先週から、無駄につまづきながら、C版の形態素解析辞書のお勉強をしている。batを走らせるたびに、ザクザクとエラーが表示され、「はぁぁあ」とやる気度が下がっていく。そんな中、今日取り組んだ練習問題の中に、「文語表現の過去の助動詞「き」を解析できるようにしてください。」という問題が出てきた。文語表現の文法なんて、高校の古典以来触れていないので、どんな活用をするのか、ごっそり抜け落ちている。

 なので、問題を解く前に、まずは助動詞についての復習タイム。過去の助動詞「き」は「せ ○ き し しか ○」と活用する。あぁ、そうだった!!高校時代、古典の先生がとても厳しく、一週間が古典を中心に回るぐらい、教科書をコピーして、切って貼る、助動詞、動詞に線を引き、種類を書く、などの古典の作業(勉強に非ず)に時間を費やしていた。それなのに、こんなことも忘れているなんて。。人間ってそんなもんよねぇ、なんて思いながら、強制的に暗記させられたフレーズを、わずかな記憶を手がかりに辿ってみた。

(…思い出し中…)

  1. 「る、す、よ、なら、まほし、しむ、まし、じ、む、ず、むず」
  2. 「き、けり、つ、ぬ、完了たり、たし、けん」
  3. 「べし、めり、らむ、らし、?、?、べらなり」
  4. 「すいかとめて」

こんなフレーズを覚えている。これは一体何だったっけ??

どうやら、1.が未然形に続く助動詞、2.が連用形に続く助動詞、3.が終止形に続く助動詞、4.が「べし」の文法的意味:推量、意志、可能、当然、命令、適当の6つの頭文字のようだ。

意味のないゴロでも、意外と歌のフレーズのように覚えているものだなぁ。
しかし、こんなのは、ほんの一部にすぎない。古文、漢文を合わせると高2、高3で暗記した量はかなりのものだろう。。

  • 「〜ずんばあらず。」
  • 「いづくんぞ〜をや。」
  • 「〜ざるにあらず」

そうそう。漢文でこんな表現も覚えたなぁ。