ハワイのおもひで2

yingying2005-12-11

 2時に起きて会場へ。

 会場では日本語のアナウンスが流れていたり、とにかく日本人も多いので、あまり海外に来た気がしない。スタートが5時。待っている間にのどが渇いてきた。

スタート
 花火が上がってスタート。といっても、私たちは後ろの方にいたので、花火を優雅に観賞しながら、50mほど先に見えるスタートラインの横断幕目指して大行進。14分後ぐらいにやっとスタートラインに立てた。

〜10km
 暗いし、人が多いし、体が重いしで、ペースがつかみにくい。でも、街のイルミネーションがきれいなお陰で気持ちは楽しく、途中写真なんかも撮りながらゆっくりゆっくり走っていく。すでに沿道に立って応援してくれている人がいる。
 町中を走っているうちにだんだん明るくなってきて、10km地点のダイヤモンドヘッドの手前に着く頃には、完全に明るくなっていた。

〜20km
 天気が良くてどんどん暑くなってくる。「み〜ず、み〜ず」と水を欲しながら、ストレッチを交えて足の疲れをほぐしながら走っていく。ダイヤモンドヘッドを抜けて、道路沿いの平坦な道へ。

 15kmぐらいを越えてからストレッチをしても、だんだん足の疲れがすっきり取れなくなってきた。そしていつもは、そこまでおいしいと思わないアミノバリューがおいしく思えてきた。ちょっと疲れてきたかも。徳大のエイドステーションで休ませてもらいたい。でもどこか分からない。

〜25km
 徳大のエイドステーションはどこだ、どこだ、と走っているうちに、スピードが少しあがってTとはぐれてしまった。しまったなぁ、でもまた、エイドステーションで会えるかも…。淡い期待を胸に、ここから孤独な旅が始まった。

〜32km(20マイル)
 折り返し地点になる湖をぐる〜と回っているうちに、だんだん足が重くなってきた。でも、まだ走ろうという気持ちはしっかりしていたので、何とか一歩一歩を進めていく。

 でも、18マイル地点で、ストレッチをして走り出そうと思ったとき、太股が震えて足がそれまでの5倍ほど重くなった。あ、これはやばいかも。足が全然上がらない。更に頭痛もしてきた。今歩いたら、もう走れないかもしれない。そうこうしているうちに目の前に一枚膜が張ったようになってきて、気持ちが持たなくなってきた。気が付いたら歩いていた。ちょうど20マイル地点。

徳大のエイドステーションはどこぉ?
たぶん、これだろうと思ったけど、朦朧としていたので、ちゃんと中の人を確認することができず、もういいか、と思って過ぎ去っていった。

〜42,195km
 最後の10kmが異様に長かった。歩いたし、早く帰りたい一心で、歩いているのと変わらない速度でずるずるとしか走っていないので、時間は掛かって当然なんだけど、時間以上に長く感じられる。

ゴール
 ようやく帰ってきた会場。ゴールで待ってくれている人はいないけど、小さくガッツポーズをし、6時間27分39秒掛かってゴール。足ががくがくする。頭がボーとし、目の前に膜が一枚張ったような状態のまま、完走Tシャツを受け取り、ツアーのテントへ。

 テントに着くと、気持ちが悪くて何も食べたくなくて、水分を取りつつ、ひたすら寝ていた。体はしんどかったが、寝顔はとても安らかだったとか。

 久々にここまでしんどい思いをしたけれど、もうマラソンはいいや、という気持ちじゃなくて、またいつか、もっと練習してリベンジしたいと思えた。