八ッ橋

 京都のお土産と言えば、八ッ橋。先日、「なんでこんな名前が付いたんだろう」という話になった。

 御所から数えて八つ目の橋が発祥の地とか、橋に関係があるのかな、と予想したところ、以下の2説があった。


1.「伊勢物語」にも登場する、三河の国・八橋の板橋に形が似ていることが由来。
2.「六段の調べ」などで知られた作曲家「八橋流」の開祖・八橋検校の名にちなむという説。
1685年に亡くなり、黒谷に葬られた検校の遺徳を忍び、参道で琴の形をかたちどった菓子を「八ッ橋」と名付けて売り出したのが始まりだそうです。

1.は橋に関係があってちょっとだけ惜しいが、実は2.の説の方が有力らしい。


 ちなみに、つぶ餡が入って三角に折った生八ッ橋のことを「おたべ」ということもあるが、これは「株式会社おたべ」が製造販売している銘柄名みたい。全てのつぶ餡入り生八ッ橋が「おたべ」というわけではないんだ。例えば、「株式会社聖護院八ッ橋総本店」が製造している銘柄は「聖・ひじり」で、「株式会社井筒八ッ橋本舗」が製造しているのは「夕子」、といった具合である。


 そういえば、「ちょんまげ」の由来は?という話も出ていて気になるところだが、それはまた後日調べよう。。