知恵熱に非ず

 9月末提出の、夏休みの宿題がまだできていない。今週末でやってしまわなければ、と昨日から「分からん、分からん」と言いながら、頭をフル回転させたからか、熱が出てきた。きっと急に頭をフルで使い出したからだなぁ。こういうの、知恵熱っていうんだっけ?と思ったら、間違っていた。

 知恵熱とは、国語辞典では、


子どもが知恵付いてくる頃、すなわち乳歯が生える、生後6〜7カ月ごろに起こる熱。

と載っていて、赤ちゃんが出す原因不明の熱らしい。なんだ、一応知恵らしきものが付いている大人には使えないんだ。

よく耳にする言葉だけど、


6〜7カ月の頃は、母親からもらった免疫がなくなるころでもあり、熱を出しやすくなる時期なので、使われた言葉なのでしょうか。医学的にはこの言葉すら使われませし、もちろんそういう病気もありません。ですから外来で知恵熱でしょうという診断をつけることもあり得ません。

とあって、医学的には使わないらしい。確かに、病名"知恵熱"とかってなさそうだ。