転がり込んだスポーツの秋

 人への依頼も人からの依頼も、突然のことが多い。

 今日の午後、11/8開催の社内のテニス大会「カップルズカップ」に、「どうしても、女の人の人数が一人足らなくて、出場が危ぶまれている状況なん。お願いだから出場してもらえない?」と、思いがけず依頼がきた。聞けば、今日締め切りで、メンバーに入ってもらうつもりだった人が、出場できなくなった、とのこと。相当切羽詰まってる様子は、薄々伝わってきたが、それでも、

 …テニスねぇ、人生において、テニスになっていない、テニスみたいものを2回したことがあるだけだし。。遊びならとにかく、試合なんて、とてもとても…。

 と、思って最初は、「締め切りが今日なんだぁ。」とか、「他にテニスできる人いないの?」とか、「出場したいけど、足ひっぱって悪いし。」とか、渋っていた。しかし、最後には、「足ひっぱって〜、のところは、他の人が上手だし、全然気にしなくていいよ。」等々、テニスができないことは考慮ずみよ、心配しないで、という気持ちと、メンバーの「カップルズカップ」に対する熱い思いに負けて、出場を決めた。

 出場が決まると、サーブぐらいは練習しなくちゃ、という気持ちになってきて、さっそく練習に参加させてもらうことにした。

 自称、お蝶夫人の同期:Tに、「ひろみ、持ち方はこう、振りはこうするのよ。」と丁寧に教えてもらって、特訓が始まる。まるでテスト前に、一夜漬けで勉強する学生みたい。

  • ステップ1:素振り

機械のように同じ動作を繰り返してみる。手首を返してしまう癖が良くない。

  • ステップ2:ワンバウンドの球を返す練習

必死で面に当ててる感じ。

  • ステップ3:かる〜く打ち合う練習

打つときの球との距離感が分からない。球の行き先は球に聞いてくれ!状態。

  • ステップ4:ボレーの練習

ボレー用の球を上げられない。高い球とか、端の球とか、嫌がらせをしてるみたい。ごめんなさ〜い。

  • ステップ5:サーブの練習

firstは、くる〜と円を描くように打ち、速い球で。secondは、弱く確実に。入ればOK。firstとsecondの区別なんてない。

  • ステップ6:試合

ふぃ〜

 こうして、特訓&人生3度目のテニスが幕を閉じた。うん、でも、できないなりにテニスも楽しい。メンバーのみんな、ちょっとできただけでも、褒めてくれてありがとう。来週もう一回ぐらい練習できたらなぁ。